キャリアの棚卸しと自己分析の具体的なやり方|3つのステップで「強み」を発見

自己分析・キャリア設計

これまでのキャリアでやってきた「事実」は、すべて書き出すことができた。

「でも、この膨大な情報の中から、どうやって自分の『強み』を見つければいいの?」
「具体的な自己分析のやり方が、ステップ・バイ・ステップで知りたい!」

そんなあなたの声にお応えするため、この記事では、書き出したキャリアの棚卸し情報を元に、
誰でも簡単に「自分の強み」を発見できる、具体的な3つのステップを徹底解説します。

さらに、記事の最後には、私が実際に使っている自己分析用の「診断シート」
無料でプレゼント。
このシートを埋めていくだけで、あなたの転職活動の軸が明確になるはずです。

もし、まだキャリアの棚卸し(事実の書き出し)が終わっていない方は、まずはこちらの記事で、自己分析の基本的な考え方と準備を済ませておくことをお勧めします。
「自分の強み」が見つからないあなたへ。キャリアの棚卸しで埋もれた才能を発掘する基本の考え方

3ステップでできる!具体的な自己分析のやり方

ここからは、具体的なフレームワークを使って、書き出した「事実」に隠されたあなたの
「価値」を明らかにしていきます。

ステップ1:「モチベーショングラフ」で、自分の”好き”や”得意”を知る

モチベーショングラフとは、横軸に時間、縦軸にモチベーションの高さを取り、
これまでの人生やキャリアで、どんな時にやりがいを感じ、どんな時に落ち込んだのかを
可視化するツールです。

  1. 横軸に時間を書く:
    社会人1年目、2年目…のように、時系列でメモリを振ります。
  2. モチベーションの波を書く:
    各時期で、モチベーションがどう変化したかを一本の線で繋ぎます。
  3. 山と谷の理由を深掘りする:
    モチベーションが高かった「山」の時期と、低かった「谷」の時期に、
    それぞれ「なぜ?」「何があった?」と自問自答し、理由を書き出します。

【私の例】
グラフのベースとなる、表を参考として掲載します。

時期出来事モチベーション吹き出しに書き込む理由(なぜモチベーションが上下したか?)
1社目
(店舗運営)
入社〜1年目+50 (山①)新しいことを覚えるのが楽しい。とにかくがむしゃらに行動し、お客様に喜んで貰うと大きな喜びを感じる。
2〜3年目-30 (谷①)仕事がルーティン化し、成長実感がない。このままでいいのか漠然とした不安を感じ、転職を決意。
1回目
(転職活動)
活動開始〜中期-80 (谷②:人生の底)自己分析が甘く、強みが不明確。30社以上応募しても書類で落ち続け、社会に必要とされていない感覚に陥る。
2社目
(中小ITベンダー)
転職成功〜1年目+70 (山②)未経験のIT業界へ。覚えることは多いが、自分の分析や改善施策が「数字」として結果に表れることに強烈なやりがいを発見。
2年目〜+90 (山③:最高の時期)チームリーダーに昇進。後輩の育成や、チームメンバーと協力して大きなプロジェクトを成功させることに、個人以上の喜びを見出す。
2回目
(大手ITベンダー)
ヘッドハント+80 (山④)ヘッドハンターから声がかかる。自分のスキルが市場で評価されていることを知り、大きな自信に繋がる。
3社目
(マネージャー)
現在+85 (山⑤)マネージャーとして、より大きな裁量権を持ってよい規模の大きなPJを動かすことに挑戦中。責任は重いが、充実感も大きい。

この「山」の時期に共通する要素(例:自分の工夫で成果が出た、チームで目標を達成した、人に感謝された)こそが、あなたが仕事に求めるやりがいであり、あなたの「強み」の源泉です。

ステップ2:「Will-Can-Must」で、キャリアの方向性を定める

モチベーショングラフで見えてきた自分の価値観と、キャリアの棚卸しで書き出した事実を元に、有名な「Will-Can-Must」のフレームワークで思考を整理します。

  • Will (やりたいこと):
    モチベーショングラフの「山」の要素から、自分が今後やっていきたいこと、
    実現したいことを書き出します。(例:チームで協力して目標達成したい)
  • Can (できること):
    キャリアの棚卸しで書き出した事実から、自分が今持っているスキルや経験を書き出します。(例:Excelでのデータ分析、新人教育)
  • Must (すべきこと/求められること):
    応募したい企業の求人票などを見て、会社や社会から求められていることを書き出します。(例:営業成績の向上、業務効率化)

この3つの円が重なる部分こそが、あなたの「最も価値を発揮できる領域」であり、転職活動でアピールすべき最強の「強み」となります。

ステップ3:発見した「強み」を職務経歴書で使える言葉に変換する

最後に、見つけ出した強みを、採用担当者に響く言葉へと変換します。
ポイントは、「事実」+「そこから得られた自分の強み」をセットで語ることです。

【強みの例文】

  • 事実:
    新人教育を担当し、業務マニュアルを作成した。
    強みへの変換:
    私の強みは「複雑な情報を整理し、誰にでも分かりやすく伝える伝達力」です。
    新人教育を担当した際には、業務プロセスを体系化したマニュアルを独自に作成し、
    新人の早期立ち上がりに貢献しました。
  • 事実:
    毎月の売上データをExcelで集計し、報告していた。
    強みへの変換:
    私の強みは「数字に基づいた正確な状況把握と課題発見力」です。
    毎月の売上データをExcelで分析し、売上の変動要因を特定して営業会議で報告することで、次の戦略立案に貢献してきました。

まとめ:自己分析は、あなただけの「転職の軸」を作る作業

今回は、キャリアの棚卸しと自己分析の具体的な3つのステップについて解説しました。
この作業を通じて見つかったあなたの「強み」や「やりたいこと」は、
今後の企業選びや面接対策における、揺ぎない「軸」となります。

自分だけの軸が見つかったら、次はいよいよ、それを武器として「職務経歴書」という書類に
落とし込んでいくステップです。
以下の記事で、あなたの強みを最大限に魅力的に見せる書き方を解説しています。

なぜ書類選考に通らない?採用担当者が秒殺する職務経歴書の5つの共通点とNG例

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